エビデンスとは?【IT用語解説】

エビデンスとは何か?
エビデンス(evidence)とは、証拠や根拠を意味する言葉です。IT業界では、特にシステム開発や運用において、ある事象が起きたこと、またはある状態にあることを証明するための情報として用いられます。
IT業界におけるエビデンスの役割
- システム開発:
- 要件定義:システムが満たすべき機能や性能に関する証拠
- 設計:システムの設計が正しいことを証明する証拠
- テスト:システムが正常に動作していることを証明する証拠
- バグ報告:バグが発生していることを証明する証拠
- 運用:
- 問題発生時の原因究明:問題発生の原因を特定するための証拠
- 変更管理:システムに変更を加えたことを証明する証拠
- セキュリティインシデント対応:インシデントが発生したことを証明する証拠
エビデンスの種類
エビデンスは、その形式や内容によって様々な種類に分類されます。
- ドキュメント: 仕様書、設計書、テスト結果報告書など
- ログデータ: システムの動作記録、エラーログなど
- スクリーンショット: 画面のキャプチャ画像
- 動画: システムの動作を記録した動画
- データ: 測定データ、統計データなど
エビデンスの重要性
エビデンスは、以下の点で重要です。
- 透明性の確保: システム開発や運用の過程を可視化し、透明性を確保します。
- 責任の所在の明確化: 問題発生時、誰がいつどのような対応を行ったのかを明確にします。
- 品質の向上: システムの品質を客観的に評価し、改善に繋げます。
- 法的な証拠: 法的な紛争が発生した場合に、エビデンスは重要な証拠となります。
エビデンスを収集・管理する際のポイント
- 客観性: 主観的な意見ではなく、事実を基にした客観的な情報であること
- 正確性: 情報が正確であり、誤解を生む可能性がないこと
- 完全性: 必要な情報がすべて含まれていること
- 時系列性: 情報が収集された日時が明確であること
- 追跡可能性: 情報のソースが特定できること
まとめ
エビデンスは、ITシステムの開発や運用において、非常に重要な役割を果たします。エビデンスを適切に収集・管理することで、システムの品質向上、トラブルシューティングの効率化、法的なリスクの軽減に繋がります。

